子どもシェルターるーも開設記念シンポジウム

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【第1部】

カリヨン子どもセンター理事長の坪井節子弁護士に「子どもシェルターの現状と課題」と題して、ご講演をいただきました。坪井先生の魂のこもったお話は大変心に響きました。観客の中には、涙を流しながら聴く人の姿もみられました。
「なにもできなくても、子ども達の傍にいて一緒に悩んで過ごすということはできる。」これが坪井先生の子どもに向き合う基本的なスタンスです。
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【第2部】

桐蔭高校演劇部による創作演劇「しあわせのうた」が上演されました。
素敵な演劇と桐蔭高校のみなさんの眩しいほどの笑顔に、会場全体が何ともいえない温かい雰囲気に包まれました。
この日のために、子どもシェルターのことを勉強し、たくさん練習してきた桐蔭高校のみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。また、機会があれば一緒に何かしたいと思うとともに、さらなる輝きを期待しています。

【第3部】

和歌山県福祉保健部福祉保健政策局障害福祉課長の宮腰奏子氏が、「児童福祉を取り巻く現状と課題~子どもシェルターに着目して~」と題して、児童虐待や社会的養護に関する問題に関して、大変分かりやすく講演していただきました。データを緻密に分析された上で、的確に課題と現状について指摘するとともに、今後の展望についてお話ししていただき、大変有意義な講演でした。
最後に、「業務・分野の垣根を越え、地域の子どもを支えるという観点からの協働を推進し、様々な資源を巻き込んでいく取り組みを今後とも進めて欲しい」として、るーもへの期待とエールをいただきました。

子どもと同じ目線に立って、寄り添うことの大切さを改めて実感しました。

第13回 和歌浦ベイマラソンwithジャズ

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平成25年10月27日に和歌浦ベイマラソンwithジャズ(以下「ジャズマラソン」と呼びます。)で理事の土居聡弁護士らで「子どもセンターるーも」のアピールをしてきました。

当日は天候にも恵まれ秋空の元、おそろいの「るーも」Tシャツを着て、このジャズマラソン5kmコースに男女合わせて4人の「るーも」チームで参加しました。中でも会員の伊藤あすみ弁護士は5kmコース(高校生~39歳女子)で13位に入る好走をみせてくれました。他の参加者も「るーも」Tシャツで十分に「るーも」をアピールしてくれました。

今後も、「るーも」チームで各地でアピールしたいと考えておりますので、お見かけいただいた際には「子どもセンターるーも」と「るーも」チームに多くの応援をいただけますようにお願いいたします。

子どもシェルター全国ネットワーク会議 in 福岡

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去る9月14日、15日、福岡で、子どもシェルター全国ネットワーク会議が開催されました。
この会議のメンバーは、すでにシェルターを運営している法人や準備中の団体が中心となっています。
会議では、各シェルターが抱いている問題点や準備中の団体が持つ疑問点などを話し合い、「もっともっと子どものためのシェルターを目指そう!」という議論がなされます。また、この会議の機会に各地にあるシェルターを訪れることができ、どのような雰囲気でシェルターを運営しているのか参考にさせてもらえるチャンスとなっています。今年は、総勢73名が出席し、熱い議論が交わされました。るーもからは、7名が参加しました(集まった団体の中で2番目に多かったです。)。

今年は準備中の団体として、千葉・埼玉・新潟・高知・北九州が参加し、これからの決意を表明してくれました。どの団体も若手弁護士が中心となって切り盛りされていて、十分な熱意を感じられました。
なお、千葉ではすでにNPO法人を設立する手はずが整ったようです。居場所のない子どもたちを救う場所が増えると嬉しいですね。

この全国会議は毎年1回開催されており、来年は札幌で行われます。札幌はすでにNPO法人レラピリカを設立していて、今年の12月から子どもシェルターの運営を開始する予定とのことです。羨ましいことに、札幌は子どもの生活場所となる建物を新築(!)したそうです。見学できるのが、今から楽しみです。