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子どもシェルターるーも開設記念シンポジウム
【第1部】
カリヨン子どもセンター理事長の坪井節子弁護士に「子どもシェルターの現状と課題」と題して、ご講演をいただきました。坪井先生の魂のこもったお話は大変心に響きました。観客の中には、涙を流しながら聴く人の姿もみられました。
「なにもできなくても、子ども達の傍にいて一緒に悩んで過ごすということはできる。」これが坪井先生の子どもに向き合う基本的なスタンスです。
【第2部】
桐蔭高校演劇部による創作演劇「しあわせのうた」が上演されました。
素敵な演劇と桐蔭高校のみなさんの眩しいほどの笑顔に、会場全体が何ともいえない温かい雰囲気に包まれました。
この日のために、子どもシェルターのことを勉強し、たくさん練習してきた桐蔭高校のみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。また、機会があれば一緒に何かしたいと思うとともに、さらなる輝きを期待しています。
【第3部】
和歌山県福祉保健部福祉保健政策局障害福祉課長の宮腰奏子氏が、「児童福祉を取り巻く現状と課題~子どもシェルターに着目して~」と題して、児童虐待や社会的養護に関する問題に関して、大変分かりやすく講演していただきました。データを緻密に分析された上で、的確に課題と現状について指摘するとともに、今後の展望についてお話ししていただき、大変有意義な講演でした。
最後に、「業務・分野の垣根を越え、地域の子どもを支えるという観点からの協働を推進し、様々な資源を巻き込んでいく取り組みを今後とも進めて欲しい」として、るーもへの期待とエールをいただきました。
子どもと同じ目線に立って、寄り添うことの大切さを改めて実感しました。